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      <title>金子洋一「エコノミスト・ブログ」</title>
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      <description>　このブログは、私、金子洋一が、民主党三重５区衆議院議員候補、OECD等でのエコノミスト、大学講師などとして、政治や経済と格闘してきた過去の経験を活かして時事問題についての考えをお伝えするものです。 </description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>中曽根康弘氏が福田総理辞任を斬った</title>
         <description><![CDATA[　民主党衆議院議員の<a href="http://blog.goo.ne.jp/nagashima21/e/862258befb8fc5a046e73af28a79f34b" target="_blank">長島昭久さんのブログ</a>を読んで、今回の<strong>福田康夫総理辞任表明に関して中曽根康弘元首相が発言</strong>していること（<a href="http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080904/plc0809040250003-n1.htm" target="_blank">【首相退陣に寄せて】元首相・中曽根康弘 政治は軽いものではない</a>）を知りました。

<blockquote>&nbsp;&nbsp;《福田さんは素朴な人柄だけに、執念を持たずに辞めたようだ。<b>われわれの時代のように苦労して首相になれば、簡単に辞める場面にはならなかった。</b>昔は、政治家がある段階で首相になろうと決意したら、そのための修行をして、いつでもなれるような体系を作った。見識を広め、修養を積み、国際関係も含め広く網を張って備えたものだ。同志も募った。》<br>&nbsp;&nbsp;《最近の首相は、ややもすれば役人の上に乗っかっている感じがする。》</blockquote>　有名な話ですが、中曽根康弘氏は若手の時代から、自分が総理になったらどういう政策を打つべきかメモを大学ノートに書き、首相就任時にはそれが何十冊にもなったという逸話があります。それだけの準備を今の総理たちがしているのかどうか。

　なお、このインタビューをした記者に人づてに聞くと、<q>われわれの時代のように苦労して</q>という表現は<b>実際にはもっと生々しい、新聞には書けないような表現</b>だったとか。

<blockquote>&nbsp;&nbsp;《自民党総裁選で、次期首相（新総裁）が選ばれるが、麻生太郎君（自民党幹事長）がなるにせよ、誰がなるにせよ、次期首相は日本の歴史や伝統をわきまえ、冷厳に社会や世界を見つめて、きついことを直言する人を傍らに置く必要がある。今の政治家は、テレビのワイドショー的なパフォーマンスで生きているだけになおさらだ。》</blockquote>　皆さんもそのとおりだと思われるでしょう。私の政治学の師匠の佐藤誠三郎先生は、中曽根さんの、いわゆるブレーンの一人といわれていました。もう20年以上も昔になりますが「中曽根さんは言うことを聞いてくれない」とゼミの中で言ったことをよく覚えています。高等文官試験に12番で受かったということですから、話の内容が理解できないのでなく、それだけ自分の信念と論拠があったということでしょう。役人の言うことに唯々諾々と流される昨今の首相に聞かせてやりたい話です。

　ではなぜこのように最近の総理がなってしまったのか。霞ヶ関の役人出身の内閣総理大臣は宮沢喜一氏が最後ですが（私に言わせれば役人出身の総理というよりも、役人そのものという気がしますけれども。）、役人の経験がないからこそ役人の騙しのテクニックにはまってしまうのかもしれません。
  
　また、中曽根康弘氏のいうとおり２世、３世ばかりで、大学を出てすぐに議席を得るなどして厳しい競争に打ち勝ったわけでないからかもしれません。<q>温室育ちの日本の政治家は、外国の指導者と太刀打ちできるだけの修行が必要だろう。</q>という中曽根康弘氏の指摘は正しいというしかありません。

　
  　]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">中曽根康弘</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">宮沢喜一</category>
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         <pubDate>Mon, 08 Sep 2008 08:31:49 +0900</pubDate>
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         <title>石原慎太郎氏ら知事と福田首相辞任</title>
         <description><![CDATA[　石原慎太郎氏をはじめとした知事の福田総理辞任に対するコメントを集めてみました。おおむね皆さんの考えていらっしゃることは同じ方向を向いているようです。
  
  まずは、東京都知事の石原慎太郎氏から。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《<b>「あの人やる気あんのかね。理念を感じないよ。それに伴う言葉がなく、情熱が感じられない」</b>。東京都の<strong>石原慎太郎知事</strong>は２日、辞意を表明した福田首相を批判。その一方、森元首相について「重厚になって成熟してきた。小沢党首と正面切って太刀打ちできるのは体重からいっても彼じゃないか」と語った。首相の辞任を予期していたという知事は「サッカーと同じで、走り回るキャプテンがその気になって、迫力がなかったらチームは動かない」と指摘。福田首相が辞任会見で「私は自分自身を客観的に見ることができる」と言ったことには、<b>「それを自覚して、国家のため、党のために引退したのじゃないですか」と皮肉った。</b>》<br>（<a href="http://www.asahi.com/politics/update/0902/TKY200809020319.html?ref=goo" target="_blank">asahi.com：石原知事、福田首相を酷評「理念や情熱感じない」 - 政治</a>）</blockquote>　<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2005/07/post_107.php" target="_blank">森喜朗元首相</a>を高く評価しておられますが、私も同感する面も多いです。

　続いて、硬骨漢として知られる神奈川県の松沢成文知事。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《「政権の投げ出し、敵前逃亡以外の何ものでもない<b>。国民に土下座してわびるべきだ</b>」と厳しく批判した。松沢知事は「野党との対立でうまくいかないと言うなら、解散してどちらの方が正しいか、国民に選んでもらうのが首相の取るべき道だ」》<br>（<a href="http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/da2597fb96bcc7e7b8b7e65f3b82b2b7" target="_blank">神奈川県知事「国民に土下座してわびるべきだ」福田自民党内閣総辞職について</a>）</blockquote>

　少し毛色が違うのが、大阪府の橋下徹知事。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《「なぜ自民党の皆さんが自分たちのリーダーを全力で支えないのか」。大阪府の橋下徹知事は２日朝、福田首相の辞任表明の感想を報道陣に問われ、こう語った。橋下知事は「首相１人で何でもというのは大変」と福田首相に同情し、「批判は簡単だが、何でここまでやらんとあかんのやろうと思ったら、やる気がなくなるのは当然」と胸中を察した。福田首相は１日の辞任表明の直前、大阪府岸和田市であった国の総合防災訓練で橋下知事と並んでいた。橋下知事が「大阪は小中学校の耐震化が進んでいない」と話しかけると、<b>福田首相は「子どもが大事といっているのに、世の中おかしいよね」と漏らしていたという。</b>橋下知事は報道陣に「重大な決意をされている中で視察している心境というのは、どんな思いだったのかなあ」と話した。》<br>（<a href="http://www.asahi.com/politics/update/0902/OSK200809020036.html" target="_blank">asahi.com：「なぜリーダー支えぬ」橋下知事、首相に同情 - 政治</a>）</blockquote>　こういう反応が有権者を引き付けるのでしょう。でも、文中の<q>子どもが大事といっているのに、世の中おかしいよね</q>という福田首相のコメントはまさに人ごとのコメント。文部行政って内閣の所掌に入ってなかったですよね、もちろん。

　最後になりますが、地方の知事を代表していただいて三重県の野呂明彦知事。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《野呂昭彦知事は「正直なところ、よく分からない話。わたしとしては、<b>責任ある立場の者の対応としては理解できない</b>。特に臨時国会をやっていく中での辞任は想定していなかった。福田総理が辞めて、野党の攻撃は強まる。総選挙も早まるかもしれない。今後、出てくる情報をみて判断していきたい」と話す。》<br>（<a href="http://www.isenp.co.jp/news/20080902/news03.htm" target="_blank">福田首相が辞任　県内政界に驚きの声</a>）</blockquote>

　特に、石原慎太郎東京都知事の<b>「あの人やる気あんのかね。理念を感じないよ。それに伴う言葉がなく、情熱が感じられない」</b>というコメントには、私も<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/09/post_408.php" target="_blank">福田首相辞任記者会見</a>後に書いたようにまったく同感です。

　それに、皆さん必ずしも野党系というわけでもないのに（橋下大阪府知事を除いて）厳しい評価です。<b>知事さんがたが中央のそれも内閣総理大臣や与党の行動に対して批判をこれだけあけすけに述べるというのも時代が変わってきたから</b>でしょう。私は、霞ヶ関へのお金と権力の集中を排除するために道州制を取り入れることに賛成ですが、官撰知事からの中央への下請け意識というか、陋習が明らかに崩れ始めています。以前では考えられないことですが、日本の地方自治を考える上で大変に健全なことだと思います。
  
  
  　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/09/post_410.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">地方自治</category>
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         <pubDate>Wed, 03 Sep 2008 08:22:27 +0900</pubDate>
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         <title>福田内閣総辞職２</title>
         <description><![CDATA[　昨日の<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/09/post_408.php" target="_blank">福田総理辞任</a>記者会見から一夜明けました。
  
　数多いコメントの中で一番共感させられるのが演出家・テリー伊藤さんの、米国と比較して悲しいとのコメント。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《<b>７０歳を過ぎた一国の総理が「野党も国会審議に応じないだろうし」などと、他人のせいにしながら辞めていくのを見るのは悲しい。</b>米国ではマケイン氏やオバマ氏が熱く夢を語っているのに、日本のトップはなんと頼りないのか。おそらく周囲にあまり相談もせず、このタイミングの辞任は自民党にとっても誤算で痛手だろうが、福田さんを選んだ自民党の責任は重い。次の総裁を選ぶ前に、解散してほしいと思う人は多いのでは。》<br>（<a href="http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080902ddm041010161000c.html" target="_blank">福田首相：退陣表明　識者の見方 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)</a>）</blockquote>　政治家が夢を語らなかったらそれでおしまいではないでしょうか。夢なきところ民は滅ぶというではないですか。夢なしビジョンなしでは、日本人は夢欠乏症になって、できもしないこと、ありもしないことを語り続ける人の出現を熱望するようになりかねません。
  
　辞任記者会見の最後のやり取りです。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《Ｑ　<b>総理の会見が国民には人ごとのように感じるとよくいわれ、きょうの退陣会見を聞いてもそういう印象をもつ。</b>こういう辞め方になったことについて、自民党を中心とする現在の政権に与える影響どんなふうに考えますか。<br>    <br>Ａ　自民党公明党政権ですか？順調にいけばいいですが、それに越したことはない。しかし、わたしの先を見通す目の中には順調ではない可能性がある。そして、この状況の中で不測の事態に入ってはいけない、そういうことを考えた。<b>人ごとのようにとおっしゃったが、私自身は自分自身を客観的に見ることができるんです。あなたとは違うんです。</b>そういうことも併せ、考えて頂きたい。》<br>（<a href="http://mainichi.jp/select/seiji/fukuda/news/20080901mog00m010042000c2.html" target="_blank">首相退陣表明：会見要旨（２）記者団との一問一答 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)</a>）</blockquote>　他人の悪口をいいたくないですが、とても残念なコメントだなというのが私の印象です。
<br>
<span style="text-align:center"><object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/VNP_HFfL30M&hl=ja&fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/VNP_HFfL30M&hl=ja&fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed></object>  </span>
  
  　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/09/post_409.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">テリー伊藤</category>
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         <pubDate>Tue, 02 Sep 2008 08:27:27 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>福田内閣総辞職</title>
         <description><![CDATA[　今晩９時半からの記者会見で突如、福田総理が内閣総辞職を行うことを明らかにしました。友人からの電話で知りました。それにしても唐突。驚きました。

　政策面でいえば、形だけは緊急経済対策を策定したものの、その内容は後の補正予算や税制改正に実質的に譲られているのですし、消費者庁についても道半ば。このタイミングで政権を放り出すことはいかにも無責任です。それともあれで完成したと思ったのでしょうか。

　そういったことよりも、何より気になることは、彼の<b>会見での発言を聞いても、なぜ総辞職したのか、まったく分からないことです。</b>私も政治を志した人間ですから平均的な日本人よりも政治的な表現やニュアンスには通じているはずなのですが、彼の言葉からはその理由がまったく心に響いてきません。それを考えると口舌で人を動かすことができた小泉純一郎という政治家は群を抜いた政治家だったのかもしれません。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《辞任を決断した理由について福田首相は「先の国会では、民主党が重要な案件の対応に応じず、国会の駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行い、その結果決めるべきことがなかなか決まらない事態が生じた。今度開かれる国会で、このようなことは決してあってはならない。そのためにも態勢を整えたうえで、国会に臨むべきと考えた」と述べ、「新しい布陣のもと、政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任を決断した」と語った。》<br>（<a href="http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-33538220080901" target="_blank">福田首相が辞任表明、政治空白を作らない最善のタイミングと判断 | ビジネス | Reuters</a>）
</blockquote>　会見中で述べていた民主党の反対で政局運営が難しいことなど就任前から分かり切ったことでしょう。やはり以前の<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/08/post_406.php" target="_blank">内閣改造の時のエントリー</a>で書きましたが、最終的に引き金を引いたのは公明党との関係悪化でしょうか。

　公明党が原因なら、それでもいいのです。周りの人間にそのことを伝えてさえくれれば。しかし、今回の辞任記者会見ではなにも伝わってきませんでした。

　今の時代の政治家に共通の欠点として、どうにも言葉に重みがない。そして、行動に脈絡がなくなってきた、発作的に動いてしまうという印象を受けました。どうしてもこれがやりたいという政策がないことも原因の一つでしょうか。

　彼の言葉が誰の心にもひびかないこと、<b>総理大臣という位人臣を極めた政治家が、総理辞任会見という政治家としての最大の局面においてすら、国民に対して感銘を与えることに失敗したということこそが、なによりも今の日本の政治の質の証明になってしまっています。</b>大変に寂しいことです。


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/09/post_408.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">小泉純一郎</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">民主党</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">福田康夫</category>
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         <pubDate>Mon, 01 Sep 2008 22:48:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>「民主党１０年史」</title>
         <description><![CDATA[　<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A10%E5%B9%B4%E5%8F%B2-%E6%A9%98-%E6%B0%91%E7%BE%A9/dp/4886461964" target="_blank">「民主党１０年史」</a>（編・著　橘民義、著　川本卓、菅源太郎、坂田顕一、東恭弘の各氏）の発刊記念パーティに参加してきました。
  
　菅直人代表代行、藤井裕久衆議院議員、江田五月参議院議長など大勢の民主党国会議員が駆け付ける中、大勢の参加者で会場はあふれるばかりでした。（でも食べ物は十分ありましたよ。）私の見知った方々はあまりいませんでしたのでマスコミ関係者が多かったのかなと思います。
  
　この本は、民主党はどのようにして生まれ、今まで何をしてきたのか、民主党の歩みを検証し、民主党の進むべき航路を探す。また、今の民主党内部がどうなっているか、マスメディアが取り上げてこなかった具体的な活動も紹介するというものです。
  
　「民主党１０年史」著者代表の橘民義さんにははじめてお目にかかりました。現在はこの本の出版元の第一書林代表取締役で、岡山県議会議員を３期務められた方です。公募に応じて江田五月さんの秘書から政治家としてのキャリアを始められたと江田さんご本人がおっしゃっていました。その他の著者の方々も日頃からいろいろお世話になっている方々ばかり。
  
　橘さんは、「政権交代の実現を願ってこの本を編纂した。別に内部告発ではない。」とおっしゃってはいますが、私が少し読んだところでは「女性にもてない民主党」、「日本社会党という困った同胞」、「偽メール問題」などの項目が立てられており、民主党内部からの率直な分析が行われています。私も以前の職場であった経済企画庁で５０年史の編纂に携わったことがありますが、こういった年史は、あまりいいことばかり書いても記録としての意味がありませんし、かといって当時の担当者の面目をつぶしてしまうこともできないしと、なかなか気を使うものでした。きちんとしたものを作ることで、自分の組織の長所も短所も共通の理解の対象になります。ましてやこれは政治に関する著書ですから当時の私以上の気配りが必要だったのだろうと思います。大変に面白くまた政治に関心がある方なら必読だと思います。リンク先のアマゾンなら国内送料無料で買えます。
  
　読んでいて懐かしい記憶がよみがえってきました。今日は議員会館に少し顔を出してこようかと思っています。
  
  
<blockquote><a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A10%E5%B9%B4%E5%8F%B2-%E6%A9%98-%E6%B0%91%E7%BE%A9/dp/4886461964" target="_blank">「民主党１０年史」</a>　目次

<blockquote>はじめに<br>
第一部　民主党の歴史<br>
第一章　民主党の旗揚げ<br>
第二章　民主党と自由党の合併<br>
第三章　民主党最大の危機－郵政解散総選挙での敗北と偽メール問題<br>
第四章　２００７年参院選での躍進<br>
<br>
第二部　民主党の分析<br>
第五章　民主党の仕組み－組織編<br>
第六章　民主党の仕組み－政策編<br>
第七章　国政選挙の概要<br>
第八章　地方・ネットワーク活動<br>
<br>
終章　　政権は交代する<br>
<br>
巻末資料　年表、参考文献</blockquote></blockquote>
  
  
　
  ]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/08/post_407.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">４.日記</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">民主党</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">江田五月</category>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">藤井裕久</category>
        
         <pubDate>Wed, 27 Aug 2008 08:57:00 +0900</pubDate>
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         <title>＜内閣改造＞「知中派」多数起用を歓迎…中国</title>
         <description><![CDATA[　今回留任した舛添要一氏と同じく佐藤誠三郎ゼミの第一期生の北岡伸一先生の「自民党　政権党の38年」（中公文庫）を最近読んでいますが、政治家としての岸信介氏の判断についての記述が素晴らしいです。その中の一文に<blockquote>《政治家として最も難しいのは、課題の発見である。時代の要請と、社会の要請をいかに見抜いて、それを自分の政治的未来といかに結びつけるか。この点で、岸に迷いはなかった。》</blockquote>とあります。政治家は実行の人でなくては存在意義がありません。自分の存在と政策をどう結び付けるべきか。自戒を含んでですが、果たして現代の政治家にこれだけのことをきちんと考えている方が何人いるでしょうか？

　さて、先日の内閣改造をみて、思ったことを少し。まず、中華人民共和国政府に歓迎されていますね。まず、この点で今回の改造に対する評価はつくされていると思います。<blockquote><a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000162-mai-cn" target="_blank">＜内閣改造＞「知中派」多数起用を歓迎…中国</a>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000162-mai-cn</blockquote>　記事の内容はお察しのとおりですから引用しません。特に、ガス田の問題は単に金銭的な問題ではなく、大陸棚の領有権の主張という大きな問題に直結しています。非常に心配です。竹島の問題にしても、ガス田の問題にしても我が国の領土問題という根本的なプリンシプルに直接響いてくる大きな問題なのですが、国民的な関心も低く、それゆえ政治家も動く人が少ないということでしょう。今の自民党に岸信介の気概はないのでしょうか。また、別の課題ですが、行革に期待していた渡辺喜美氏が閣外に。ちょっと残念です。

　よかった点。昔私がお仕えした麻生太郎さんが幹事長。<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/09/post_348.php" target="_blank">野党からみれば福田康夫氏が総裁でよかった</a>と福田内閣発足時に申しました。しばらくぶりに顕職につけましたね。<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/05/post_262.php" target="_blank">李登輝前総統訪日</a>の件でもあきらかですが、今回の組閣で、この人くらいでしょうか、中華人民共和国から歓迎されないのは。政治家として勲章だと思います。

　また拉致問題担当相として、中山恭子元首相補佐官が入閣。この二つは日本のためにはよかったと思います。

　しかし自民党幹事長職に就いたとはいっても、麻生太郎氏がすんなりと福田後継の内閣総理大臣になれるとは思えません。必ず自民党内で足を引っ張られるはず。理由は述べません。その場合は対抗馬は小池百合子さん、とこの改造までは考えていましたが、ひょっとすると野田聖子氏かも？

　それにしても公明党の反発を押し切っての内閣改造時期の繰り上げでした。これで年内の解散総選挙はなくなったのかな。また、自公両党の間にすきま風が吹くことでしょう。（期待モードですが。）


<blockquote><strong>福田改造内閣閣僚リスト</strong>

<blockquote>・総理　　　福田康夫（衆）

・総務　　　増田寛也（民間）
・法務　　　保岡興治（衆）
・外務　　　高村正彦（衆）
・財務　　　伊吹文明（衆）　
・文部科学　鈴木恒夫（衆）
・厚生労働　舛添要一（参）
・農林水産　太田誠一（衆）
・経済産業　二階俊博（衆）　
・国土交通　谷垣禎一（衆）
・環境　　　斉藤鉄夫（衆）
・防衛　　　林芳正（参）
・内閣官房　町村信孝（衆）
・国家公安、沖縄・北方、防災　林幹雄（衆）
・行政改革、金融　茂木敏充（衆）
・経済財政、規制改革　与謝野馨（衆）
・消費者行政、食品安全　野田聖子（衆）
・拉致問題、少子化　中山恭子（参） </blockquote></blockquote>


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/08/post_406.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">中華人民共和国</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">佐藤誠三郎</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">公明党</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">内閣</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">北岡伸一</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">媚中派</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">福田康夫</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">自民党</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">舛添要一</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">麻生太郎</category>
        
         <pubDate>Sat, 02 Aug 2008 23:53:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>続・さらば、「民主党衆議院三重５区総支部」！</title>
         <description><![CDATA[ 「崖の上のポニョ」、人気みたいですね。うちの家族（除く私）もみんなで見にいくみたいです。

　さて、前回のエントリーで<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/07/post_404.php" target="_blank">民主党三重５区での新しい衆議院議員選挙への公認予定者</a>が決まったことを取り上げました。新総支部長には、新しい政治を切り開くためにぜひとも健闘していただきたいと考えております。

　ところが、私の知らないところで、<b>事実と異なる話をしてまわっている人々がいる</b>という連絡を受けています。どういった政治勢力に係わる方々がなんの目的でそのようなことをするのか私にはまったく分かりませんが、ここで事実を述べておきます。

<b>・今回の候補者選定のプロセスには一切タッチしておりません。</b>
　私は平成18年７月に民主党の三重5区総支部長を退任しました。その後、今月7月の上旬に新聞で報道されるまで、この件に関して一切、民主党三重県連関係者からご連絡を受けたこともありませんし、何回も開かれたとされる三重5区選対会議にお招きを受けたことすらありません。

　三重5区総支部長をやめたあとも、民主党の陣営の方々の選挙には金子事務所あげて応援に駆けつけておりました。もちろん資金的、人員的な制約がありましたから十分なものでなかったかもしれません。とはいえ、なぜお招きいただけなかったのか、その理由については私はまったく分かりません。

<b>・今後とも政治に関わり続けます。</b>
　現在の政治情勢は内政外交ともに打つ手が遅れ大変な状況です。密室政治などのこれまでの旧態依然とした政治手法ではこの難局を乗り切ることはできません。私も、このような状況に少しでもお役に立てるよう、微力ですが貢献できればと考えています。ですから、これからも引き続き政治に関わり続けます。このことは私を支援してくださった皆さんへの約束でもあります。

　どうかつまらないデマに惑わされないようにお願いいたします。暑さ厳しい折ですがどうかご自愛下さい。


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/07/post_405.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">５.お知らせ・情報</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">三重５区</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">民主党</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">総支部</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">衆議院</category>
        
         <pubDate>Sun, 20 Jul 2008 16:08:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>さらば、「民主党衆議院三重５区総支部」！</title>
         <description><![CDATA[　大勢の皆さんから「最近どうしているのか」、とか「今後どうするのか」というご連絡をいただいています。ご心配おかけしています。

　ひとことで言えば"<b>Business as usual</b>"、普段どおり「営業中」です。これまでの志を変えることなく<b>今後とも政治活動を続けます</b>のでどうかご心配なく。

　私にとって"Business as usual"という単語は少し特別な意味を持っています。第二次世界大戦中、イングランドの制空権を争うバトルオブブリテンの後期、ドイツ空軍の空襲でロンドンは大きな被害を受けました。世界初の長距離ミサイルV1号や弾道ミサイルV2号が使われたのもこの戦いです。市街のそこかしこに瓦礫の山ができたわけですが、その瓦礫の山に一本の小さなたて看板が立っていました。その看板には"Business as usual"とたった一言記してあったのです。その写真をみたのはおそらく１３、４年前だと思いますが、どこで見たのかは覚えていません。日本人にはないイングランド人の辛抱強さ、根強さに大変に感銘をうけました。

　つまり、私の言う"Business as usual"とは非常の時期にも平常心を忘れないという決意表明です。人生の極意は不運の時期に自暴自棄にならずじっと力を蓄えることではないでしょうか。現在は、子育て支援、中小企業振興策や貧富の格差是正などに関する勉強を進めています。植物でいえば今は土の中の種の時。近い将来には芽吹き、経験をつんでお目にかかれることでしょう。この点は民主党三重5区総支部長時代にご支援いただいたみなさまにお約束いたします。

　少なくとも現在いえることは、日本の政治がいままでの旧態依然とした政治手法では立ち行かなくなっていることです。掛け声だけの改革にはみな飽き飽きしています。この点に政治に携わるものは心しなければなりません。ではどうすべきか、これは容易に答えが出ないものであることは、最近の政局を見ても明らかです。

　私の後に民主党の衆議院の三重5区総支部長になるといわれている方には、<b>ご本人にも、そのお父上にも、そのまたお父上にも私の選挙で一切応援していただいておりません</b>ことは、私を応援していただいている皆様のご指摘どおり正直に書き記しておかなければならないと思います。とはいえご本人にはこの厳しい政局の中、「ご健闘を祈る」と申し上げたいと思っています。


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/07/post_404.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">イングランド</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ドイツ</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">バトルオブブリテン</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ロンドン</category>
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         <pubDate>Tue, 15 Jul 2008 10:28:40 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メルマガ「エコノミストニュース」創刊します！</title>
         <description><![CDATA[　皆さん、こんにちは。７月というのに気温も上がりませんがお元気でしょうか。

　さていままでいろいろな形でインターネットでの情報発信をしてきました。おかげさまでずいぶんといろいろな方からも励ましの声をかけていただいたり、内容について引用されたりするようになってきました。

　それと同時に、<b>私のブログから経済分野だけの情報を独立させてメールマガジンとして配信してはどうか</b>という提案をいただくことも多くなりました。確かに経済関係の情報をお求めの方と、政治関係の情報をお求めの方は重ならないのでしょう。

　そこで<b>今回あらたにメルマガ「エコノミストニュース」を創刊</b>することにしました。

⇒こちらからご登録ください。http://www.mag2.com/m/0000266094.html

　従来からのメルマガでも政治関係のものは全文をお送りしますし、経済関係のものは発行のお知らせをお送りさせていただきます。

　少し複雑でしょうか？ちょっと唐突な改変となりますが、どうかよろしくお願いします。
]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/07/post_403.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">１.経済</category>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">メルマガ</category>
        
         <pubDate>Tue, 01 Jul 2008 23:38:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>最近の経済情勢について</title>
         <description><![CDATA[　すっかり私事の忙しさにかまけてブログの更新も怠ってしまっていました。そこで最近の出来事についてすこしだけふれます。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《５月の消費者物価指数（生鮮食品を除く総合）が前年同月比１．５％上昇し、消費税増税など特殊ケースを除き１５年２カ月ぶりの高水準となった》<br>（<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000152-mai-brf">＜消費者物価＞１５年ぶり高水準　原油や穀物高が本格波及（毎日新聞） - Yahoo!ニュース</a>）</blockquote>　と報道されています。今回はこの消費者物価上昇について考えたいと思います。

　さて平成18（2006）年11月に次のように書きました。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《深読みをすれば、もう今回の景気回復ももうしばらくすれば終わるから、今金利を引き上げておかないとまた、何年間も金利が据え置きになり、金融政策でフリーハンドが得られないと日銀は判断したのかもしれません。》<br>（<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2006/11/post_179.php">日銀福井俊彦総裁の追加利上げ推進発言</a>）</blockquote>　実際にその後の景気の動きを景気動向指数（CI）を通じて見ますと、景気に先んじて動く先行指数が同年５月に、景気に半年程度遅れて動く遅行指数が平成19（2007）年１月にそれぞれピークとなるなかで、<b>景気そのものの動きを示す一致指数は平成18年12月から19年８月まで一進一退（一退一戻？）を続け、現在はもはや下落の一途をたどっています。</b>

　つまり当時、私がブログで懸念していたとおりの展開になってしまったわけです。私は日銀の性急な追加利上げに反対していました。しかし、結局いまだにデフレからの脱却ができていない。

　『これだけ物価高なのにデフレ脱却ができていないというのか？』とおっしゃるかもしれませんが、現在見られる原油や穀物などの海外からの輸入産品の上昇が原因での物価高は、生産品への価格転嫁を難しくするだけで、デフレからの脱却にはつながりません。<strong>デフレ脱却の有無は具体的にはGDPデフレーターで判断しなければなりません</strong>。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《例えば石油製品の価格が引きあがっても、それは他の製品と比較した場合の価格（相対価格）が引きあがっただけで、ただちに一般物価（生活する上で必要な商品の総計でみた価格）が上がることを意味しないからです。例えば、「ガソリンの値段がリッター150円になったから、ちょっと今度の週末に遊園地にいくのはやめておこう。」となったら外出をやめたことによって、食費や遊園地での支出が減ってしまい、結果としてガソリンの上昇分とそれ以外の下降分の差し引きが、物価を引き下げる方向に働くことが考えられます。》<br>（<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/12/post_370.php">消費動向調査：物価上昇予想、初の８割台に </a>）</blockquote>　と昨年12月に書いたとおりの状況になってしまっています。

　現在の日本の経済は、海外からの輸入物価の上昇を、製造業者が価格に転嫁できない状態です。これはまさにデフレの状態に他なりません。そして、消費者物価指数が上昇しているのだから金利を引き上げればいいのか、それともコストアップ分が価格に上乗せできないのだから金利を引き下げればいいのか、<b>今の日本の状況での最適な金融政策がどのようなスタンスであるべきなのか、大変判断が難しいです。</b>二兎を追うものは一兎も得ずの典型的な例になってしまいました。

　白川方明日銀総裁の舵取りは、これまで危惧していたよりは明らかにまともなものとなっていますが、とはいうもののやはり、いまさら悔やんでも仕方ありませんが、<strong>日本国内も米国経済も調子がよかった平成18（2006）年中までにきちんとしたデフレ対策を打っておくべきだった</strong>のです。

　（今回は本当におおざっぱな書き方ですがこのくらいで失礼します。また、前回の<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/05/post_401.php" target="_blank">中華人民共和国の経済</a>に関するエントリーはまた次回に書かせてください。）


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/06/post_402.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">１.経済</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">GDPデフレーター</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">デフレ</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">日銀</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">日銀総裁</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">景気動向指数</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">消費者物価</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">白川方明</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">追加利上げ</category>
        
         <pubDate>Mon, 30 Jun 2008 23:45:20 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>中華人民共和国の農村部の過剰人口が底をついた１</title>
         <description><![CDATA[　胡錦濤中華人民共和国国家主席の帰国直後に<strong>四川・チベット大地震</strong>がありました。中華人民共和国の国民、特に（チベットはもちろん漢族についても）被災地域の皆さんにはこころからお見舞い申し上げたいと思います。あの国の政府・与党は大嫌いですが、被災された国民には同情を禁じ得ません。（ほんの些少ですが貧者の一灯でカンパもさせていただきました。）

　さて、マスコミもその問題に忙殺されてしまっているようですが、訪日からこの方の論調を見ていてもまったく触れられていなかったことが、日中間のパワーバランスが確実に変化してきたということでした。

　日中間のパワーバランスなどと書くと、<b>「中華人民共和国のGDPが（購買力平価による為替レート換算で）日本を追い抜く」といったことを連想される方もいるかもしれません。しかしそれは本質的な問題ではありません</b>。というよりも今、私が考えていることはむしろ逆のことです。

　以前、<blockquote>《そもそも現在の中華人民共和国の経済成長は、我が国の高度成長期と同様に、農村部からの過剰人口が工業分野で労働力と化しているという一度経過すれば再現不可能な現象と、人民元の将来の値上がり期待による外国からの過大な投資によるところがほとんどだろうと考えています。農村部の過剰人口が解消されたり、米国や日本で第二次世界大戦直後に生まれたベビーブーマー達が貯蓄や年金を取り崩し始めて、世界的な資金不足が生じれば、たちまち成長に急ブレーキがかかることに疑いはありません。》（<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/04/post_224.php" target="_blank">インド、中距離弾道ミサイル実験成功で中国を射程距離内に</a>)</blockquote>と書きました。今回は、以上の問題意識の延長線上の事柄について書きます。

　中華人民共和国政府は、最近、人民元高を容認しつつあります。このことは<b>「自国の最大の武器であった過剰労働力が枯渇したことを認めたこと」であり、これは従来の中華人民共和国の最大のポイントが失われたことを意味しています。</b>そして、このポジションの悪化を交渉材料として使えなかった我が国政府と与党の対応は極めてつたないものであったといえます。このブログの更新も前回から２ヶ月近く経ってしまいましたが、何回かに分けてしばらくは、我が国の隣国の問題について考えてみたいと思います。

　まず第一の論点は、過剰人口の問題です。
　<b>農村部の過剰人口は中華人民共和国の経済成長のいわば燃料でした</b>。

　中華人民共和国の農民一人当たりの耕地面積は日本以下であり、逆に農地面積からみれば、人口が多すぎるわけです。この多すぎる労働力は実際はきわめて生産性が低く、特に開発経済学の観点からは、これらの労働力を過剰人口とよびます。

　農業の生産が伸びないのですから、当然、彼らは、農村にいても稼ぎが増えない。それでも生存のためには食料などが必要ですから、国全体で見ればまったく非効率な状態にあります。国からすれば、どんなに彼らが生産性が低くても、農業で働いているよりも生産性が少しでも高ければそこで働いてもらえば都合がいい。逆に、彼ら過剰といわれている人々にとっては、いくら賃金が安くても、待遇が悪くても仕事があれば喜んで働きに出ます。具体的にはそれが上海などの大陸沿海部の工場です。

　中華人民共和国では、農村部の国民は農村戸籍しか持てず、都会の人間と決定的に差別されています。これ自体中華人民共和国が現代に生き残る最大の帝国であることの有力な証拠です。そして、都会での生活は農村戸籍しか持たない彼らにとって、教育も福祉もなにもかも厳しいものですが、それでも喜んで出稼ぎにいく。

　なにもかもの根本的な原因は農村部の低い労働生産性です。最近の中華人民共和国の政策は農村の生活改善に力を入れはじめたとされています。それが、農業での労働生産力の向上につながればなおのこと農村部の過剰人口がなくなる方に作用しますし、生産性向上抜きで生活のみが改善されるようなことが起きたとしたならばそれは沿海部からの所得移転に過ぎません。

　繰り返しになりますが、中華人民共和国全体を考えれば、この過剰と計算されている部分の人々には、何とかして働いてもらって、いくらでもいいから稼いでもらいたい。これが従来の中華人民共和国政府の考え方だったのだろうと思います。

　実はこの考えこそが、数年前までの人民元安を支えた大きな理屈付けでした。なぜなら、経済のロジックからすれば、自国の通貨が安いということは、国内の労働力が安く輸出されてしまうことを意味します。ということは人民元が実勢よりも低いことは、本来あるべき数量よりも過剰に輸出が行われてしまうということになります。これは日本のような普通の経済にとっては損失が大きいものになります。つまり、労働力が本来あるべき価格よりも安く海外に輸出されていることになるからです。外部から見れば、労働力のダンピングが行われていると感じるかもしれません。

　しかし、中華人民共和国の経済の場合には、安く輸出されているのは本来ならばまったく有効に活用されなかったはずの農村部の過剰人口です。これならば、政府から見ればいくら人民元が安く維持されていても問題はないどころか、歓迎すべきことです。それで喉から手が出るほどほしい外貨が稼げるのですから。<b>「人民に農村でプラプラされているよりも、いくら劣悪な労働環境であっても、低賃金であっても都会の工場で働いてもらった方がいい」というのが中華人民共和国政府の本音だった</b>わけです。（以下、続く）

<blockquote>６月１日追記：初出では「四川省の大地震」と書きましたが、ブログ仲間の金港丸さんの指摘によれば<a href="http://diary.jp.aol.com/4kvbum2pdv/1478.html" target="_blank">「四川・チベット大地震」</a>と呼ぶべきだということです。そこで少々手を加えました。金港丸さんありがとうございます。訂正いたします。</blockquote>

　
]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/05/post_401.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">１.経済</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">チベット</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">中華人民共和国</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">人民元</category>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">農村戸籍</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">過剰人口</category>
        
         <pubDate>Sat, 31 May 2008 23:59:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>白川日銀総裁候補の所信表明</title>
         <description><![CDATA[　衆議院議員運営委員会で白川方明日銀総裁候補（現・日銀副総裁）に対する所信の聴取がありました。

<blockquote>&nbsp;&nbsp;《金融政策の効果が経済全体に及ぶには長い期間がかかるとして、中長期的なリスクにも目配りする必要がある、と指摘した。》<br> 
&nbsp;&nbsp;（中略）<br>
&nbsp;&nbsp;《景気の先行きについて「当面減速するものの、その後は緩やかな成長を続けるという姿を、相対的に蓋然（がいぜん）性の高いケースとして想定している》<br> 
&nbsp;&nbsp;（中略）<br>
&nbsp;&nbsp;《金融政策運営についての基本的考え方について白川総裁候補は、「歴史を振り返ると、<b>景気や為替、財政など短期的な配慮</b>が優先され、経済が混乱した事例に事欠かない。そのような経験から、中央銀行に権限を与え、持続的な物価安定の実現という目的に専念させるという考えが生まれた。これが中央銀行の独立であり、中央銀行の行動を律する重要な原則だと理解している」と指摘。》<br>（<a href="http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31204620080408">国際金融市場の動揺が最大のリスク、機動的に政策実施＝白川日銀総裁候補 </a>）</blockquote>　これだけすごいと論評する元気もなくなります。「追加利上げ積極派」で「景気は後退していない」し、「物価の安定が景気よりも優先する」というのは、見ざるいわざる聞かざる状態です。もはや統帥権の独立にも比すべき横暴としかいえません。

　このまま日銀をほうっておくわけにはいきません。この続きはまた明日書きます。

　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/04/post_400.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">１.経済</category>
        
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         <pubDate>Tue, 08 Apr 2008 19:37:42 +0900</pubDate>
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         <title>ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が「チベット」と名乗れないわけ</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>《<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/09/post_345.php" target="_blank">リチャード・ギアが北京オリンピックボイコットを呼び掛け</a>、<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_398.php" target="_blank">ダライ・ラマ１４世が会見、チベット暴動で国際調査を</a>もご覧ください。》</blockquote>
　先日のブログで<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_398.php" target="_blank">ダライ・ラマ１４世が会見、チベット暴動で国際調査を</a>とタイトルを記しました。単に新聞報道に会わせた記述ですが、<strong>「チベット暴動」</strong>という表記は、暗に中華人民共和国によるチベット併呑を正当化している気がしてきて大変に気になってきました。

　私の立場はいうまでもなくチベットは中華人民共和国とは文化伝統的にもまた政治的にもまったく別個の独立した存在（国家）であるとするもので、今回の事件は中華人民共和国による虐殺であると考えます。

　とはいえ、国際問題（チベットという国と中華人民共和国という国の問題！）ですのでどちらの言い分が正しいのかアプリオリに決めるわけにもいきません。個人個人が自分の頭で考える必要があります。

　ところが現在のマスコミでは、特に中華人民共和国の言い分を正当化する意図はなくとも中華人民共和国経由の情報が大量に流されております。果たしてこのような状態が国際問題を判断する上で望ましいかといえば、これは間違いなく、違います。

　ということで一人一人が自分の頭で情報を判断してほしいという気持ちに、罪滅ぼしの心もこめてチベットの公式サイトをご紹介します。
<blockquote><a href="http://www.tibethouse.jp/home.html" target="_blank">ダライ・ラマ法王日本代表部事務所</a></blockquote>　さてこの名称を見てなにか変だなと思った方、するどいです。<b>「チベット」という文言が入っておりません</b>。これはかつて台湾の大使館が亜東関係協会、台北駐日経済文化代表処と名乗っていたのと同じく、<b>外務省が中華人民共和国におもねって、チベットは中華人民共和国の一地方であり国家ではないということでチベットという文言を使うことを拒否したからに違いありません。</b>裏はとっておりませんがこれが正しい推量であることを確信しています。まあ、外務省の担当課に問い合わせても、一年生あたりが電話に出て「チベット側と協議の上でそうなったので、日本外務省から押しつけたわけではありません」と想定問答通りに答えてくることでしょうから無意味かつ不愉快です。おやめになった方がいいです。こっぱ役人というのはそういうものです。

　いうまでもなく中華人民共和国と国交を結ぶことと、先方の意のままに動くことはまったく別個のことです。日中親善などという空虚なスローガンに振り回されないように心しなくてはなりません。いつもは細かいことでもぎゃあぎゃあと騒ぐ国内の自称人権派の諸君が例によって妙におとなしいのが気になりますが、えせリベラルというのはそういうものでしょう。

　財界も一切発言がないですね。チベットは観音菩薩を信仰する国です。であればおなじ観音を語源とするキヤノン（もとはKwanon Camera）あたりがこっそり支援してあげても罰は当たらないと思いますが、そういう話もなさそうです。中華人民共和国のいわゆる「巨大な市場」を気にしているのでしょうか？志の低いことです。<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/09/post_345.php" target="_blank">北京オリンピックのボイコットを呼びかけたリチャード・ギア</a>や同じく北京オリンピックの監督を断ったスピルバーグ監督を見習っていただける日はいつになるのでしょうか。愚痴ばかりになりました。

　最後になりましたが、チベット問題の一刻も早い平和的な解決を期待するとともに、虐殺の犠牲者のご冥福を祈ります。


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_399.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">スピルバーグ監督</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ダライ・ラマ法王日本代表部事務所</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">チベット</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">リチャード・ギア</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">中華人民共和国</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">北京オリンピック</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">外務省</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">観音菩薩</category>
        
         <pubDate>Wed, 19 Mar 2008 00:07:10 +0900</pubDate>
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         <title>ダライ・ラマ１４世が会見、チベット暴動で国際調査を</title>
         <description><![CDATA[<blockquote>《<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/09/post_345.php" target="_blank">リチャード・ギアが北京オリンピックボイコットを呼び掛け</a>、<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_399.php" target="_blank">ダライ・ラマ法王日本代表部事務所が「チベット」と名乗れないわけ</a>もご覧ください。》</blockquote>
　チベットでの中華人民共和国による虐殺に関してインド亡命中のチベット仏教（いわゆるラマ教）最高指導者<strong>ダライ・ラマ14世</strong>が、亡命政府の本拠地であるダラムサラで記者会見を行いました。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《中国当局が鎮圧した問題について、原因や死者数を把握するため、国際的な独立調査団が直ちに現地入りすることが望ましいとの見解を示した。》<br>（<a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080316-00000032-yom-int" target="_blank">ダライ・ラマ１４世が会見、チベット暴動で国際調査を（読売新聞） - Yahoo!ニュース</a>）<br>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080316-00000032-yom-int</blockquote>　<b>チベットが中華人民共和国のくびきから解放され一刻も早く平和と独立がもたらされることを強く望みます。</b>

　それにしてもダライ・ラマ14世の<q>北京五輪については、「世界最大の人口を持つ文明国である中国には、開催の資格はある」</q>という発言は、闘争の場を限定しようとするもので、なかなか戦略的な発言です。こういう発言を聞いているとさすがに中華人民共和国とインドという２大国の狭間で生きてきた経験から来る賢さを感じます。ダライ・ラマ14世の目的はチベット民族の命や生活を守ることであって、中華人民共和国を何らかの手段で攻撃することは、手段ではありえるかもしれませんが、まちがっても目的ではありえません。あくまでも限定闘争にとどめておくことでしょうから、今回、今後事件がどのように展開するかは予断を許しませんが、一気にチベットを独立させることは、今回については要求しないことでしょう。

　熱心なチベット仏教徒である俳優の<strong>リチャード・ギア</strong>自身もまったく同様に<blockquote>&nbsp;&nbsp;《北京オリンピックについては、別の記者会見で「北京五輪自体はいいこと。だが、五輪開催とともにチベット文化や少数民族に対する抑圧など、真実が国内外に語られるべきだ」》<br>（<a href="http://blog.guts-kaneko.com/2007/09/post_345.php" target="_blank">リチャード・ギアが北京オリンピックボイコットを呼び掛け</a>）</blockquote>　と発言しています。

　目前に迫った北京オリンピックを是が非でも成功させたい中華人民共和国政府の弱みをきちんと認識して交渉を進めていくことと、あとは、人権問題好きな米国人の心をいかにうまく掌握するか、この二つが基本戦略となるでしょう。すでに北京五輪ボイコットの動きも出ているようで、チベットにとっては大きな助けとなることでしょう。

　それにしても、私が<b>チベットといつも比較してしまうのは旧・満洲族</b>です。経済的にもますます強大となる中華人民共和国と対峙する中でもチベットが国際的な支持を受けつつその民族的な団結を失っていないことと対照的に、康熙帝、雍正帝、乾隆帝と中華帝国の最盛期を現出するにいたった清朝の支配者であった満洲族は、独立の文化を持つ民族としては残念なことに各地に強制移住させられるなどして実質的に滅亡してしまいました。

　国力としては比較にならないほど満洲族は強大でした。しかしなぜ一方は滅び、一方は民族としての生命を保ち続けているのでしょうか。この差は、<b>ダライ・ラマ14世という指導者であり、宗教家であり、また民族統合の象徴である存在が健在であることと、清朝のラストエンペラー、宣統帝溥儀こと愛新覚羅溥儀が自己の保身のために中華民国や中華人民共和国の意のままに操られてしまったこと</b>にあると考えます。

　溥儀が、満洲国崩壊後も中華民国や中華人民共和国による満洲支配の非正当性を強く主張し続ければ、彼個人の生命は危険にさらされたでしょうがその代償として満洲族のアイデンティティは保つことが可能だったでしょう。この点を意識するかどうかは、単に元首の個人的な能力の有無以上の意味を持つのではないでしょうか。

　国や民族が外から抑圧を受けたり、あるいは経済的な苦境におちいることが、民族滅亡の原因にはならないことは、例えば紀元前からの中東の歴史をみれば明らかです。自らの有職故実を宗教にまで昇華したユダヤ人のたくましさを見るべきです。古代ユダヤの指導者の苛烈さと比較するといかにも宣統帝溥儀のふがいなさが際だってしまいます。彼らが行ってきたようにみずからのアイデンティティをきちんと保つことが最も重要であることは歴史の教訓として我々は忘れるべきではないと強く思います。


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_398.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">２.政治</category>
        
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">アイデンティティ</category>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">インド</category>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ユダヤ人</category>
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         <pubDate>Mon, 17 Mar 2008 00:45:43 +0900</pubDate>
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         <title>日銀後継総裁問題でコメントありがとうございました</title>
         <description><![CDATA[　<a href="http://guts-kaneko.com/x/mt/mt-search.cgi?tag=%E6%97%A5%E9%8A%80&amp;blog_id=1">日銀後継総裁問題</a>についての最近のエントリーについてたくさんのコメントをいただきました。どうもありがとうございます。お彼岸も近くなり冬眠からさめた金子洋一です。ちょうだいしたコメントについて、とりあえずまとめレスになりますがお返しします。

　さて、まずは「本石町日記」さんからです。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《リフレ派なので私と立場は異にするが、「同意拒否の根拠がただ単に『出身省庁だから』、『天下り人事だから』ということではまったく意味がありません。政府提案の日銀総裁・副総裁候補３名に反対するためにはまず理想とする金融政策のあり方を示すことが重要です」というのは正論である。ただ、民主党はリフレ派の伊藤教授を拒否したので、金子さん、自民党に鞍替えした方がいいのではなかろうか。山本幸三先生への師事を勧めたい。》<br>（<a href="http://hongokucho.exblog.jp/8152784/" target="_blank">本石町日記</a>）
</blockquote>　鞍替えはありえませんが、山本幸三先生は、以前から日銀のガバナンスを問題にされています。おっしゃることがぶれず見識のある立派な先生だと思います。もし機会があれば門をたたきたいと思います。また、ご指摘の<a href="http://hongokucho.exblog.jp/8168075/">民主党の「当面のマクロ金融政策について」</a>は、私は同意見ですし、また経緯を考える上で重要な参考資料だと思います。

　続いては以前もおとり上げいただいた「ARN」さんです。<blockquote>&nbsp;&nbsp;《ベンチにはまともなことを言う人もいるけど》<br>（<a href="http://d.hatena.ne.jp/arn/20080311" target="_blank">2008-03-11 - A.R.N [日記]</a>）
</blockquote>　ありがとうございます。でも「ベンチウォーマー」ではなにもなりませんよね。なんとかしなくてはと思います。

　続いて、はてなブックマークでいただいたコメントについてです。
<blockquote>&nbsp;&nbsp;《こういう意見が民主党の中で主流にならないのが民主党の問題だな》<br>（<a href="http://b.hatena.ne.jp/lakehill/20080312#bookmark-7829176" target="_blank">はてなブックマーク - 死よりも悪い運命@lakehillのブックマーク / 2008年03月12日</a>）
</blockquote><blockquote>&nbsp;&nbsp;《党首よりも議員候補者の方がまともな見識を持っているというのは如何とも。CommentsAdd Starmike_baka》<br>（<a href="http://b.hatena.ne.jp/udy/20080311#bookmark-7829176" target="_blank">はてなブックマーク - fra-fra-memoRandum / 2008年03月11日</a>）
</blockquote>　お二人のおっしゃるように、今回、民主党内の意見はまったく異なってしまったわけですが、私も本来ならペーパーを書いて、説明しながら議員会館に配るなどの運動が必要だったと反省しています。ただしそれだけの時間と手間を捻出できるかなあ・・・

<blockquote>&nbsp;&nbsp;《誰かリフレ派から民主党のブレーンになる人いませんかね…》<br>（<a href="http://b.hatena.ne.jp/rna/20080314#bookmark-7839953" target="_blank">はてなブックマーク - 児童拳銃 - rna のブックマーク / 2008年03月14日</a>）
</blockquote>　「ここにいるよ。」といいたいのですが、

<blockquote>&nbsp;&nbsp;《金子議員のようなスタンスが民主内で主流にならなかったのが悔やまれる。これだけ分かる人が居て、なぜ「財金分離」という意見が民主党の主張になってしまうのかがよくわからない･･･。》<br>（<a href="http://b.hatena.ne.jp/Sonae-Guy/20080314#bookmark-7838687" target="_blank">はてなブックマーク - 供えミラクルブックマーク / 2008年03月14日</a>）
</blockquote>
<blockquote>&nbsp;&nbsp;《心中、お察しします。菅直人のインタゲ論支持ってどうなったんだろうな。》<br>（<a href="http://b.hatena.ne.jp/mike_baka/20080312#bookmark-7839953" target="_blank">はてなブックマーク - mike_bakaのブックマーク / 2008年03月12日</a>）
</blockquote>
<blockquote>&nbsp;&nbsp;《民主党にも政権担当能力がある人がいるよ！資格がないけどorz。政権担当能力と言うよりも国政リテラシーといった方が適切な気がしてきた。you無所属で出ちゃいなよ！》<br>（<a href="http://b.hatena.ne.jp/fhvbwx/20080312#bookmark-7838687" target="_blank">はてなブックマーク - fhvbwxのブックマーク / 2008年03月12日</a>）
</blockquote>　みなさんありがとうございます。でも、fhvbwxさんのおっしゃるとおり、<b>恥ずかしながら、私には議席がありません・・・・</b>でも、無所属で出るわけにはいかないんです。民主党には大勢の同志がいるので。

　そして、最後になりましたが、ブックマークしてくださった<a href="http://b.hatena.ne.jp/PuHa/" target="_blank">PuHa</a>さん、<a href="http://b.hatena.ne.jp/enemyoffreedom/" target="_blank">enemyoffreedom</a>さん、<a href="http://b.hatena.ne.jp/sea_side/" target="_blank">sea_side</a>さん、<a href="http://b.hatena.ne.jp/yob/20080312#bookmark-7838687" target="_blank">yob</a>さん、皆さんどうもありがとうございます。また私信で励ましてくださった大勢の皆さん、どうもありがとうございました。本件についてはいろいろな意味で反省しきりです。皆さんの中にはご意見の食い違う方もおいでだとは思いますが、私個人としてはこのままではならないと考えております。なんとか反攻ののろしを上げたいと思っています。


　]]></description>
         <link>http://blog.guts-kaneko.com/2008/03/post_396.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">１.経済</category>
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         <pubDate>Sat, 15 Mar 2008 17:28:29 +0900</pubDate>
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