デフレ脱却国民会議 緊急アピール

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本日、衆議院第二議員会館で開催されたデフレ脱却国民会議で採択された『デフレ脱却国民会議 緊急アピール』の全文を掲載します。なお、主催は民間有志の皆さんで結成したデフレ脱却国民会議です。

今回は私は登壇しませんでしたが、資料として先日の民主党デフレ脱却議連有志による「日本銀行に根本的な円高対策を求める緊急声明」などが主催者から配布されました。

会場は200名以上収容とかなり広かったのですが、各政党所属の国会議員と呼びかけ人、報道陣などで満席でした。

参加者は、パネリストとスペシャルゲストの財務副大臣池田元久氏の他、ざっと会場を見渡した限りでも自民党中川秀直氏、みんなの党渡辺喜美氏、三菱UFJモルガンスタンレー証券ロバート・アラン・フェルドマン氏らの他に、呼びかけ人の田中秀臣氏(上武大学教授)、浅田統一郎氏(中央大学教授)、高橋洋一氏(嘉悦大学教授)、森永卓郎氏(経済アナリスト、獨協大学教授)、片岡剛士氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員)、矢野浩一氏(駒澤大学准教授)、飯田泰之氏(駒澤大学准教授)など(ただし、おそらく見落としがあることでしょう。失礼をお許しください)が参加されていました。学生ボランティアの諸君やツイッターでのリフレ仲間も大勢参加。どうも皆さん閉会後飲みにいったようです。

内容については、司会の勝間和代さんのブログが良くまとめられていますのでそちらをご覧ください。

私としては、フェルドマン氏による日銀のオペレーションの内容が正式決定前に当局からマスコミにリークをされていることは公平性の観点から問題だという指摘が非常に興味深かったです。我々はリークに慣らされていてそういうことになにも感じていないわけですが、外から見ると前近代的な体質に見え、そんな国に投資をする気がしないというのはまさにその指摘通りです。この点に関しても日銀のコンプライアンスの改善が必要です。

また、池田元久財務副大臣のコメントについての報道はこちらです。

これだけの人々がデフレ脱却のためにさまざまな立場を越えて一堂に会したことはまさに歴史的。これからの日本の経済の先行きに一筋の明るい兆しを感じたのは私だけではないでしょう。


デフレ脱却国民会議 緊急アピール

平成22年8月31日
緊急シンポジウムにて

1.【現状認識】リーマンショック以降、世界各国はデフレを回避するために大胆な金融緩和を行い、中央銀行のバランスシートを拡大させてきた。しかし、我が国は金融政策を軽視し、小手先の財政政策に終始している現状にある。その結果、昨今極端な円高が進行し、輸出産業、輸入競争産業は大打撃を受け、雇用にも深刻な影響を及ぼしている。

また、日銀が昨日打ち出した追加金融緩和は、明らかに遅すぎる対応であり、規模も不十分である。まさに国民不在の金融政策と言っていい。

【要求】目先の極端な円高を即座に是正するため、政府および日銀に対してありとあらゆる手段(非不胎化介入、長期国債の買切オペレーションの上限枠撤廃など)を即座に実行することを求める。

2.【現状認識】すでに10年以上続いているデフレの原因は金融政策決定における誤った枠組みにある。日銀法の欠陥により、現在日銀は金融政策の目的と手段を独占する異常な状態が続いている。
同法の下では、学者、エコノミスト、メディアに日銀の意見だけが無批判かつ一方的に反映されてしまい、国民に対する真の説明責任が全く果たされていない。また、今回のような金融政策の大失敗に際しても、政府は日銀の責任を追及することができない。

【要求】政府が金融政策の目標(物価上昇率目標など)を定め、日銀は手段の独立性と国民に対する説明責任を持ってこれを達成する義務を負うこと日銀法に明記するため、法律の改正を求める。

以上

デフレ脱却国民会議 緊急シンポジウム
平成22年8月31日(火) 15時~16時30分
衆議院第二議員会館 多目的会議室

パネリスト
勝間和代氏(経済評論家 デフレ脱却国民会議呼びかけ人)
松原仁氏(民主党デフレ脱却議員連盟 会長)
浅尾慶一郎氏(みんなの党 政調会長)
山本幸三氏(自由民主党政務調査会副会長(財務金融担当)

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