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2010年07月19日       

景気回復前の増税に反対

 選挙前に公表した、景気回復前の増税に反対する趣旨の文章です。ツイッターには掲載できましたが、ブログには時間的な制約から転載できませんでした。大変短い文章ですが、自分のスタンスをひろく有権者の皆さんに知っていただくために公表したものです。

 いま増税の議論が出てきています。以前にも民主党「国家財政を考える会」の議論に反対するというエントリーでも書きましたように、私は安易な増税に反対です。ここでは少し視点を変えて書きます。

 ギリシャの財政破綻が最近大きく取り上げられています。しかし、そもそもギリシャの財政破綻の最大の原因は公務員天国ではないでしょうか。とすれば、我々がまずおこなうべきは、事業仕分けの徹底、天下りの完全禁止などによる公務員制度改革、さらには、国家公務員の総人件費の二割削減、国会議員の定数削減をはじめとする「税金のムダ全廃」を先におこなう必要があります。

 増税は景気が回復してからでないといけません。財政が厳しい中でどうやって景気対策をおこなうのか。それにはリフレ政策という金融緩和政策をとることで可能になります。

 このリフレ政策については、今年の3月、景気回復をめざして結成されたデフレ脱却議員連盟で提言をおこないました。世界では標準的になっているが、わが国では日本銀行の抵抗でまだ取り入れられていないリフレ政策を採用することによって、円安に誘導して輸出を促進したり、中小企業を中心とした企業の資金繰りを楽にしたりすることができます。こうした景気回復が増税よりも優先されなければなりません。

 デフレ脱却、景気回復、財政再建と、我々の目の前には大きな問題がよこたわっています。しかし、こうした問題はわれわれが政治的な決断をすることによってかならず解決できます。景気を回復させ、デフレから脱却することによって、こどもたちの負担となる国の借金を減らすことができるのです。

 

『民主、刷新! ムダ全廃。景気回復。』

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コメント (2)

ty:

上記コメントに追加させていただきます。
いろいろと思案を重ねても、やはり現在の不況は異常な円高が根幹にあるという疑問は払拭できません。
プラザ合意以降の日銀の金融政策の失敗が、今日の惨状を招いたのではないでしょうか?
現在は景気が上向いているなどといっても、膨大な財政出動によるもので、決して自立的な回復ではありません。
即ち、円が160円を超えた頃から、日本の経済は立ちゆかなくなっているのです。
日銀は現象的な数値にしか目を向けず、日本の産業の根幹である、製造業の動向は軽視してきました。
現在直ちにすべきこと、それは円高の是正です。いかがお考えでしょうか?
私は神奈川在住の有権者でもあり、先生の活躍に個人的に期待をしている者でもあります。
よろしくご検討の程、お願いします。

ty:

鶏と卵の話しではありませんが、私は近年の不況は円高が原因ではないかと考えております。
89年のプラザ合意以降、円はとてつもなく高騰してしまった。この急激な為替変動に対して、日々の購買活動に直結する、日常品などはその販売価格を迅速に調整をしてまいりました。これがデフレの原因だと考えます。しかし、もっとも調整が遅れているのが労働賃金です。労働賃金の調整の遅れにより、日本の労働力は世界に類を見ないほど高額なものとなってしまい、これに比例して国際競争力は低下しております。これを埋めるために膨大な財政出動を政府はしてきました。この結果生じたものが膨大な財政赤字です。
為替レートを安定化させない限り、デフレ、不況なるものは収まるはずはありません。
日銀は購買力平価なるもので、為替が妥当か否かを判断していますが、これは筋違いです。為替に対する調整の容易な日常品を基準とするのではなく、労働賃金などのバランスも幅広く勘案すべきです。
このようなことを考えると、膨大な財政出動を行うより先に、為替の安定化(管理フロートも一考の価値あり)、又は、為替の変動を吸収可能な国内の金融システムの構築こそが願われているのではないかと考えます。
いささか短絡的な発送に思われるかもしれませんが、先生はいかがお考えでしょうか?

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このページについて

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金子洋一プロフィール


現在、民主党参議院議員(神奈川県選出)、生活支援カウンセリング協会理事長。

これまでに、経済企画庁(現・内閣府)
OECD科学技術産業局エコノミスト
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科兼任講師などを経る。

専門は、マクロ経済(景気)と消費者問題。詳細なプロフィールはこちら

 なお、このブログの記事内で意見にわたる部分は、私の個人的見解です。いただいたメッセージは私本人が必ず読ませていただき、今後の政策作りの参考にさせていただきます。直接ご返事を差し上げる場合もありますので、できればお名前とメールアドレスをお書きください。

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