三重県の南部は美しい自然でも有名です。南伊勢町、合併前の南島町阿曽浦は入り口が狭く中が広くなっており、ちょうど口を縛った袋のような形をしていて、いつも美しく穏やかです。海沿いにはしる国道260号線から少し脇に外れて南島大橋を渡るのですが、青い海、数十メートル真下に波に洗われる岩と大きな赤い色の橋の対照が素晴らしく、車で走るたびになんともいえない気分にしてくれます。
その阿曽浦でカキ、岩ガキ、ヒオウギ貝などを素潜りでとって販売しているのが明和丸水産の倉地清志さんです。天然物をとったあとに20時間以上の滅菌処理をして出荷するのだそうで、私も何回かいただきました。

向かって右の方が倉地清志さんです。左は共同経営者の山川明夫さん。倉地さんは、もともと旧・南島町の町議会議員。環境問題にも強い関心があり反原発運動でも活躍しました。画像でもお判りのとおり、私よりも背が高くまた筋肉質の体格ですが、学生時代に地元の高校野球のエースとして活躍されたそうです。同じ南島町の東宮出身だった故・加藤光徳伊勢市長も野球少年だったころに倉地さんの活躍に胸を躍らせていたということです。また、反原発運動で霞が関の通産省庁舎内で暴れまくった武勇談は公の場所に書けないほど痛快です。
おいしい海産物がとれる阿曽浦の海も林道建設から生じた土砂が流れ込みはじめ、浅くなってしまっているということです。なにせ海への出入り口がすぼまっているので土砂の堆積がおこると湾が埋もれてしまうのです。地元では豊かな海を守るために反対運動も起こっているとのこと。不要不急の工事で、生産性が高くて、美しい環境を破壊するのではあまりにももったいない。
話を元に戻しますが、私は貝が大好き。医師免許を持つ山中光茂松阪市長に、「そんなに貝やイカばかり食べると通風になりますよ。」といわれたことがあります。その中でも一番好きな貝は実はヒオウギ貝だったりします。ホタテ貝よりも甘くておいしい。しかもお値段もずっと安い。もう最高です。カキも岩ガキも私は生では食べずに鍋に入れたりフライにして火を通して食べます。もったいないですかね。でも、倉地さんのところの牡蛎はスーパーなどで売っているものとはまったくサイズが違い、大変に大きくて身も重量感があります。カキフライを作るときにも普通の市販品は身が小さくて作業が面倒ですが、こちらでいただいたものは大きいので作業が楽で、かつ味もずっとおいしいです。殻をむいたときに身がやせこけたり、へたったりしていないところが大きな違いです。夏はカキのシーズンではないですが、岩ガキなら食べられます。いまいち私はカキと岩ガキの区別がついていないのですが、おいしければいいじゃないですか?





