7月22日に日本の一部で皆既日食が観測できることは皆さんご存じだと思います。この日食は、地球が太陽から遠く、月が近いことから皆既の開始から終りまでが最長6分44秒で今世紀の皆既日食としては最も長く、また、時間的にもお昼近くで、太陽の高度が高いことから、「21世紀最高条件の皆既日食」といわれています。
邪馬台国の卑弥呼は日食がきっかけで殺されたとする説がありますが、衆議院解散の予定日の直後に日食ということは、昔の朝廷付きの陰陽師だったら政権にとっての不吉を予言するかもしれません。
観測条件がいいトカラ列島や奄美諸島、九州は観光客を迎えるのに大わらわのようです。そこまで行かなくても、三重県伊勢市では、食のはじめの時刻が09:49:11、食の最大の時刻が11:08:01、食の終わりの時間が12:27:48 だそうで、最大の食分が0.817ですから、82%も太陽が欠けてしまうんですね。
私も、ずいぶん昔部分日食(1981年7月31日のものか)をみた記憶があるのですが、あまり定かではないので勘違いかもしれません。
我が家の巴恵は今年小学一年生になりましたが、学校の夏休みの宿題の自由研究になにかテーマがないかなあと妻が頭を絞っていたところ、日食の話を聞いて、「これがいいや」ということになりました。あれ?ひまわりの観察はどうなったの?
私自身も天文は好きでした。共通1次試験の「地学」も小学生当時の天文の知識だけで突破しました。私の父も、少年のころつまり昭和の一桁の時代ですが、変光星の観測などをしていてアマチュア天体観測の草分けの一人でした。今はもう手元にはないのですが、アマチュア天体観測の歴史を記した本に、変光星の観測者として表の中に父の名前がのっていたのをみた覚えがあります。変光星図なんていう特殊な星図も買ってくれたりもしましたが、肝心の観測は全然しませんでした。また、中学校受験の時、合格すればご褒美に西村の20センチ反射経緯台を買ってあげるよといってくれたのですが、本当は本人がほしかったのかもしれなかったです。
日食の観測で注意すべきことは、太陽を肉眼でみることはたとえ1秒であっても目に後遺症を残す可能性があることです。絶対にしてはなりません。サングラスもだめ。また、黒い下敷きとか、ススであぶったガラスとか昔はそんなこともいっていましたが、赤外線や紫外線を遮断できないのでそれも避けるべきだそうです。NDフィルターも同じ理由でダメ。十分ご注意ください。そうそうカメラで覗こうとしたら命の次に大切な大事なカメラが壊れますよ。自慢のサンニッパなんかつけた日には布幕フォーカルプレーンシャッター(今時そんなの使っている人はいないかもしれませんが)なんかいちころですよ。
ということで我が家では世界天文年日本委員会公認の「日食グラス」を買うことにしました。ビクセン(懐かしい!オズマほしかったなあ。)製で定価1480円。三重県では、津市のテレスコープセンターアイベル(ただし、日食前後20日から23日は、日食観測遠征のため休業だそうです。趣味を仕事にしてらっしゃるんですね。うらやましいです。)や「メガネのマスダ」で売っているそうです。早速妻が買いに行ってくれています。
あとは当日晴れてくれることを祈るだけ。梅雨も明けたし大変大変楽しみです。巴恵も天体観測に興味を持ってくれるとうれしいです。おっき~な望遠鏡がほしければ買ってあげるよ!





