《東京・霞が関の中央官庁に勤める国家公務員のうち、過労死の危険ラインとされる月平均80時間以上の残業をしているとする人が8・9%に上ることが1日、「霞が関国家公務員労働組合共闘会議」のアンケートで分かった。》こんなことを書くと関係者から認識が足りないと叱られるかもしれないことを覚悟で書きます。月平均80時間の残業というのは土日を除いて一日平均で約4時間ですが、それは私が現役時代の国家公務員の常識からすれば「ヒマ」な状態でした。
(霞が関の公務員「4千人が過労死ライン」)
なかなかそんなに「ヒマ」だったことはなかったですね。私が役所に入って半年間は電車で帰ったことはなかったですから・・・就職2年目にはじめて明るいうちに役所の門を出たときは心から感動しました。
もっとすごいケースになると、「年間総労働時間を1800時間にしよう!」なんて仕事をしていた人の年間総残業時間が1800時間を優に超えていたなんて、笑い話にもならないこともありました。もちろん残業代は総残業時間の四分の一程度しかつきませんでした。残りは完全なサービス残業です。確か労働三法も国家公務員には「当面の間」適用除外だったと思います。ここの「当面の間」というのはガソリン税の暫定税率の「当面の間」と同じく、「永久に」ということです。役人の人件費はタダだというのが暗黙の了解でした。
それでも私がいた経済企画庁は時間的にも金銭的にも恵まれた方で、役所によってはもっとすごい話もあったと思います。私は二晩連続の徹夜なんていうのはほとんど経験しませんでしたので。
別に過労死の危険ラインについて批判をしているのではありません。国家公務員の特にキャリアの労働環境がそれだけひどかった、そういう自分の昔話をしているということです。最近は国家公務員の人気が、大学生に対してわざわざ大学に行って就職説明会を開かなければならないほど急落しているらしいのですが、自分の人生を第一に考えるのならばもはや民間を選ぶ方がはるかに賢い選択だと思います。





