石原慎太郎氏をはじめとした知事の福田総理辞任に対するコメントを集めてみました。おおむね皆さんの考えていらっしゃることは同じ方向を向いているようです。
まずは、東京都知事の石原慎太郎氏から。
《「あの人やる気あんのかね。理念を感じないよ。それに伴う言葉がなく、情熱が感じられない」。東京都の石原慎太郎知事は2日、辞意を表明した福田首相を批判。その一方、森元首相について「重厚になって成熟してきた。小沢党首と正面切って太刀打ちできるのは体重からいっても彼じゃないか」と語った。首相の辞任を予期していたという知事は「サッカーと同じで、走り回るキャプテンがその気になって、迫力がなかったらチームは動かない」と指摘。福田首相が辞任会見で「私は自分自身を客観的に見ることができる」と言ったことには、「それを自覚して、国家のため、党のために引退したのじゃないですか」と皮肉った。》森喜朗元首相を高く評価しておられますが、私も同感する面も多いです。
(asahi.com:石原知事、福田首相を酷評「理念や情熱感じない」 - 政治)
続いて、硬骨漢として知られる神奈川県の松沢成文知事。
《「政権の投げ出し、敵前逃亡以外の何ものでもない。国民に土下座してわびるべきだ」と厳しく批判した。松沢知事は「野党との対立でうまくいかないと言うなら、解散してどちらの方が正しいか、国民に選んでもらうのが首相の取るべき道だ」》
(神奈川県知事「国民に土下座してわびるべきだ」福田自民党内閣総辞職について)
少し毛色が違うのが、大阪府の橋下徹知事。
《「なぜ自民党の皆さんが自分たちのリーダーを全力で支えないのか」。大阪府の橋下徹知事は2日朝、福田首相の辞任表明の感想を報道陣に問われ、こう語った。橋下知事は「首相1人で何でもというのは大変」と福田首相に同情し、「批判は簡単だが、何でここまでやらんとあかんのやろうと思ったら、やる気がなくなるのは当然」と胸中を察した。福田首相は1日の辞任表明の直前、大阪府岸和田市であった国の総合防災訓練で橋下知事と並んでいた。橋下知事が「大阪は小中学校の耐震化が進んでいない」と話しかけると、福田首相は「子どもが大事といっているのに、世の中おかしいよね」と漏らしていたという。橋下知事は報道陣に「重大な決意をされている中で視察している心境というのは、どんな思いだったのかなあ」と話した。》こういう反応が有権者を引き付けるのでしょう。でも、文中の
(asahi.com:「なぜリーダー支えぬ」橋下知事、首相に同情 - 政治)
子どもが大事といっているのに、世の中おかしいよねという福田首相のコメントはまさに人ごとのコメント。文部行政って内閣の所掌に入ってなかったですよね、もちろん。
最後になりますが、地方の知事を代表していただいて三重県の野呂明彦知事。
《野呂昭彦知事は「正直なところ、よく分からない話。わたしとしては、責任ある立場の者の対応としては理解できない。特に臨時国会をやっていく中での辞任は想定していなかった。福田総理が辞めて、野党の攻撃は強まる。総選挙も早まるかもしれない。今後、出てくる情報をみて判断していきたい」と話す。》
(福田首相が辞任 県内政界に驚きの声)
特に、石原慎太郎東京都知事の「あの人やる気あんのかね。理念を感じないよ。それに伴う言葉がなく、情熱が感じられない」というコメントには、私も福田首相辞任記者会見後に書いたようにまったく同感です。
それに、皆さん必ずしも野党系というわけでもないのに(橋下大阪府知事を除いて)厳しい評価です。知事さんがたが中央のそれも内閣総理大臣や与党の行動に対して批判をこれだけあけすけに述べるというのも時代が変わってきたからでしょう。私は、霞ヶ関へのお金と権力の集中を排除するために道州制を取り入れることに賛成ですが、官撰知事からの中央への下請け意識というか、陋習が明らかに崩れ始めています。以前では考えられないことですが、日本の地方自治を考える上で大変に健全なことだと思います。






