米国のロバート・ジョゼフ核不拡散問題担当特使が先の大戦での広島、長崎への原爆投下について「何百万もの日本人の命がさらに犠牲になるかもしれなかった戦争を終わらせた」と正当化する発言を行いました。従来から米国は日本への原爆投下についてはまったく謝罪してきていませんが、その路線に従った発言です。
その内容については、論評するまでもないものですが、このロバート・ジョゼフ氏は、正直いって小物で、核不拡散問題担当特使に着任する前のポストはUnder Secretary of State for Arms Control and International Securityという日本でいう役所の局長級のポストです。いうまでもなく河野洋平官房長官(当時)や久間章生防衛相(当時)のような「政府高官」の地位にある人間の発言ではありません。
あまり核問題や従軍慰安婦問題で日米が角をつき合わせていると、第三国が喜びます。今回の原爆投下正当化発言はタイミングが悪いのですが、内容もばかばかしく、発言者のレベルも高くはないので、まじめに取り合うよりも、ここは今回の政府の対応のように、米国政府の真意はどうかという対応をして、世論が沈静化するのを待った方がよろしいのではないかと思います。





