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2007年06月16日       

こんにゃくゼリーで7歳男児窒息死、伊勢市を提訴

 伊勢市で、今年の3月23日、小学一年生の男の子(7歳)が、学童保育所でおやつとして出されたこんにゃくゼリー窒息死した事件がとうとう明るみに出ました。ご両親が、製造元の、製造元のエースベーカリー(愛知県小牧市)と伊勢市を相手に計約7500万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたことによって明らかになったものです。

 「とうとう明るみに出ました」と書きましたのも、実は、この事件はこれまで伊勢市では、小さいお子さんを持つお母さん方の間で公然とささやかれていたためです。妻もボランティア活動での知り合いなどからその話を聞いていました。

 地元では、既に話題になっていたものの、今までまったく報道はされてきませんでした。また、報道以外にもいろいろな事実や問題点が隠されているとささやかれていますが、あくまでも噂ですのでここでは書きません。

 以前の報道では、「東海地方在住の男児(7)」とだけ書かれ住所などは伏せられていました。国民生活センターによると、センターは4月10日にその事実を把握し、直ちに公表しようとしたものの、「遺族から公表を控えてほしい」との要請があったため、事実を公表したのは5月23日と、一ヶ月半遅れたとしています。ところが、いたましいことにその公表までに別のお子さんがこんにゃくゼリーで窒息死してしまいました。

 こんにゃくゼリーの窒息死亡事故は国内でこれまでに13件あり、国民生活センターでは、以前から、この問題を取り上げ子供や高齢者はこんにゃくゼリーを食べることは控えてほしいと呼びかけていた記憶があります。

 なぜそのような危険性のあるこんにゃくゼリー学童保育所で出したのでしょうか。全くうかつだったと思います。

 確かに、よく言われるようにお餅にも窒息という同様の危険はあるものの、日本の伝統的な食品であり、季節を祝う行事などにつきものです。一方で、こんにゃくゼリーは、個別パッケージになっているために与えるのが楽ですが、学童保育所の担当者が危険性を認識して、幼児に与えることは避けるべきではなかったかと思います。手軽だから、手間がかからないからといったことを理由に望ましくないものを安易に与えてはなりません。ましてや人様の子供さんを業として預かっているのですから。我が家を例にとれば、私は独身時代にはその食感が好きでよく食べていましたが、子供が生まれてからこんにゃくゼリーを買ったことはありません。

 亡くなった男児のご両親も私とほぼ同じ年齢でさぞや悲しんでみえると思います。ひとごとではありません。心からご冥福をお祈りします。


 

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金子洋一プロフィール


現在、民主党参議院議員(神奈川県選出)、生活支援カウンセリング協会理事長。

これまでに、経済企画庁(現・内閣府)
OECD科学技術産業局エコノミスト
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科兼任講師などを経る。

専門は、マクロ経済(景気)と消費者問題。詳細なプロフィールはこちら

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