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2007年06月06日

個人事業主開業届と青色申告承認申請

 今日、税務署に個人事業主開業届と青色申告承認申請書を提出してきました。いよいよ私も個人事業主、経営者の仲間入りです

 前々から、地元おこしとか地域振興といっても、やはり経営ノウハウをつかまなければ空理空論に終わります。なんとしても自分で実地に事業を開業しなければと思っていましたが、なかなか細々としたことに追われていてきちんと一歩を踏み出せませんでした。いきなり株式会社になって法人化するというのも敷居が高いためどうしようかとも思いましたので、まず個人事業主開業届と青色申告承認申請書を出しました。

 個人事業主として開業届を出せば、事業税は徴収されますが、減価償却が可能になったり、保険料や家賃などの経費を収入から差し引くことや、赤字を繰り越すことができたりと、雑所得扱いにしている場合よりもメリットが大変大きいのです。

 今日、私が提出した書類は、
1.税務署:個人事業主開業届と青色申告承認申請
2.県税事務所:事業開始等申告書
 のふたつです。

 私が持って行ったものは、印鑑だけ。身分証明書すら不要でした。税務署に行くと、個人相談のスペースがあって、そこで書き方を教えてくれます。県税事務所では、特にスペースはありませんでしたが、聞けば教えてくれました。かかった時間はどちらも10分以下でした。

 個人事業主とはいっても、私の場合はいわゆるフリーランスで、特に他人を雇用するつもりもなければ、また、さまざまな在庫を抱え込むタイプの仕事をするつもりはありません。いわば紙と鉛筆で勝負するということで、仕事の内容も性格も昔の経済企画庁やOECDといったシンクタンク的性格の組織とそっくりそのままです。このようなケースでしたら、届け出も運用も比較的に単純です。

 いろいろと考えた問題点は3つありました。

 第一は、屋号の問題

 法人でいえば会社名ですが、いろいろ考えてもいい名前が見つからなかったことが、手続きを遅らせてきた原因の一つですが、税務署の担当の人に聞いたら後で付けてもよいということでした。領収書なども、その屋号でなくても大丈夫だそうです。ならじっくりと後で考えればいいですね。特に、私のようにインターネットを、道具としてもまたサービスの分野としても事業の中心にすえる場合にはドメイン名がきちんととれるかといった問題もあるのでよく考えなければなりません。

 第二は、株式会社にして法人化すべきかどうかという問題。

 これは、起業に関する本などを読んでみますと、株式会社を立ち上げてからすべてが始まる、といった風の内容のものが多いのです。確かに、商法が改正され資本金1円から株式会社を設立できるようになりました。その意味では法人化のハードルは大変に低くはなったのですが、法人化した場合、売り上げが大きければ節税効果が大きい一方で、逆に、赤字でも法人住民税均等割分として、年に7万円納税しなければならないという、徴税理論からいえばなるほどとは思えるものの、経営者としては極めてシビアな条件を課せられます。やはり代表取締役社長という肩書きは魅力ですが、今年一年実際に動かして様子を見たいと思います。

 第三は、複式帳簿による青色申告を選択するかどうか。

 これは、白色申告よりも控除額が大きく、節税効果があるのですが、一方で複式帳簿という複雑な記帳方法をとらなければならなくなります。複式帳簿というのは、近代資本主義と同時に生まれた、簡単な帳簿とは違う方法だと聞いたことがありますので勉強してもいいと思いますし、安価なパソコンソフトでもできるようですから、こちらにしました。ちなみに今の日本の予算は単式帳簿によるものです。複式帳簿にした方が財政の状況が明らかになっていいはずですが、この点はたぶん財務省は情報のコントロールができなくなるのでいやがるのでしょう。

 最後に、経営方針としては、起業したての個人事業主だからといって労働集約的な、単に手間賃だけの仕事だけを請け負っているとおそらくうまくまわっていかなくなると思いますので、知識集約的な仕事だけを受けさせていただければと思っています。まあ、それ以前にそれだけの信頼を獲得し、サービスが提供できるように体制を整えなくてはなりませんけれども。

 私がこれから行おうとしている事業の内容は、地元おこしや企業の宣伝や事業展開などに経済面からのアドバイスをするというシンクタンク的役割です。

 個人事業主としての金子洋一は、よちよち歩きどころか今日生まれたばかりです。どうなることか、まったくわかりませんが、これからも、個人事業主としての起業のやり方についてはじっくりと考えて、このブログでも取り上げたいと思います。


 

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