伊勢神宮の式年遷宮を控えて、JR参宮線を廃止して、伊勢市駅のJRの操車場に1000台規模の駐車場を整備しようという動きが伊勢商工会議所を中心にあるそうです。
毎年お正月に伊勢神宮に初詣参拝者が大勢おみえになります。現在は内宮ちかくには駐車場がありますが、外宮近くにはほんのわずかしかありません。しかもその内宮近くの駐車場も当然満杯になります。近年、伊勢神宮の初詣向けにシャトルバスも出ていますが、それだけでは駐車場不足は解消できないのではないかというのが問題意識のようです。
伊勢神宮にお参りする時の正式な作法としては、外宮から内宮に順に参拝するので、外宮周辺に駐車場ができることは歓迎です。以前にも書いたことがありますが、内宮さんだけにお参りするのでは「片参り」といって、正式な作法による参拝ではありません。「おかげ横丁」、「おはらい町」といった民間有志の取り組みによって、伊勢神宮内宮近くは栄え続けていますが、やはり内宮、外宮ともに栄えてこそ本当の繁栄です。
ただ、JR参宮線を廃止した場合に、近鉄を利用できる方はいいですが、JR参宮線を日常生活の足にしてみえる方はバスなどに振り替えるのでしょうが、その利便をどうするかという大きな問題が出てきます。自動車の運転ができない方にとっては大事な問題です。
戦前に、当時の宇治山田市には伊勢電鉄という鉄道が走っており、昭和17(1942)年に廃止されました。しかしこの伊勢電鉄は、伊勢と松阪の間は、参宮線、近鉄(当時の参宮急行電鉄)と3鉄道ほぼ併走していました。今の関西圏も私鉄とJRが激しく競争していますが、そのような状態だったのでしょう。ですから、当時の伊勢電鉄の廃止とは状況が異なりちょっと比較ができません。
いずれにせよにわかに起きた動きで判断材料が少なく、私にはまだなんとも言えませんが、地元にお住まいの皆さんはどうお考えですか?
参考リンク
「参宮線廃止、駐車場に」 赤福会長、式年遷宮控え提案





