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2006年06月14日

脇が甘すぎる福井俊彦日銀総裁

 福井俊彦日銀総裁が、汚職事件に連座した後の富士通総研理事長時代に、村上ファンドに1000万円投資していたことが明らかになりました。

 投資した時点では、民間人ですから法律的には問題はないでしょうが、日銀に復職してからも投資を引き上げなかったことは、少し常識をはずれているのではないでしょうか。

 国家公務員倫理規程では、国家公務員は利害関係者から未公開株を購入することは禁じられています。各省庁の内規では、更に厳しい取り扱いになっているのではないでしょうか。例えば、普通の省庁では業務で監督している業界の株式の売買は御法度だったように思います。そのことからすると日銀復職後も投資を続けていたことは、完全に御法度破りです。

 福井総裁の率いる日銀は、前例のない金融緩和を続けてきましたが、このことにより株式に投資する村上ファンドが利益を得たことは明らかなのですが、これが問題がないのでしょうか?

 日本銀行職員は、刑法上は公務員扱いですが、国家公務員倫理規程の対象ではありません。しかし、日銀には、内規はないのでしょうか?あるいは、その適用が国家公務員よりはるかに緩いのでしょうか?

日本銀行員の心得 より引用

7.個人的利殖行為 (2) 現担当職務と個人的利殖行為との間に直接的な関係がなくとも、過去の職歴や現在の職務上の立場等に照らし、世間から些かなりとも疑念を抱かれることが予想される場合には、そうした個人的利殖行為は慎まなければならない。  また、疑念を抱かれる利殖行為に該当するか否か判断し得ない場合は、あらかじめ所属長(所属長自身の場合はコンプライアンス会議の審議を経て総裁が役職員の中から定める者)に相談するものとする。

8.贈与等、株取引等および所得等の報告
(2)局長級の職員は、別に定めるところにより、株券等の取得または譲渡および所得等に関し、所属長(所属長自身の場合はコンプライアンス会議の審議を経て総裁が役職員の中から定める者)に報告しなければならない。


 この「心得」を読むかぎり、私が福井俊彦氏の立場にあったら、恐ろしくて村上ファンドに投資を続けるなどということはできないと思います。おそらく、ほとんどの国家公務員も私と同じように感じると思います。脇が甘すぎるのではないでしょうか。皆さんだったらどう判断されますか?


 

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