郵政民営化法案の採決で、三重県選出の衆議院議員の中、民主党は4名全員反対しましたが、自民公明の全員は法案に賛成しました。
公明の坂口力氏(比例)は「田舎ほど『小規模な局がなくならないようにして』という声はあるものの、民営化でかえって良くなるという意見の方が多かった」。自民の平田耕一氏(三重3区)は「民業として競争力を付けていかねば将来が危うい。(後略)」と発言したそうです。
私には、彼らの意見は失礼ながらピンボケとしか思えません。
私が活動している三重5区は、多くの離島や僻地を抱えています。先日は、志摩市間崎島のご老人の方とお話しました。間崎島は、画像でお分かりいただける通り、大変美しい離島で、民宿が3軒あり、人口は200名弱。その多くが高齢者です。郵便局は、昔はあったそうですが、今は真珠養殖組合に委託をする形で窓口がようやく維持されています。民営化されれば真っ先に廃止になるでしょう。そうなれば、離島ですから連絡船に乗らなければ郵便局に行けなくなってしまいます。その時に、例えば年金はどこでどうやって引きおろせばいいのでしょうか?健康なら連絡船に乗っていけばいいですが、体の調子が悪くなったらどうすればいいでしょうか?間崎島には、もうご老人が住めなくなってしまいます。
三重5区には、他に渡鹿野島、答志島、菅島、坂手島、神島とたくさんの離島があります。それにこの問題は離島だけの問題ではありません。参考リンクの新聞の記事『おらが郵便局、「残して」』をご覧ください。
別れ際に握手させていただきましたが、手の甲が灰色にそまり、本当にごわごわと荒れていて日ごろの労働の厳しさを感じました。こういう方々は決してアクティブに政治的な運動をなさる人たちではありません。しかし、大多数の声なき声をきちんと吸い上げることができない政治というのは一体どういう政治なのでしょうか。
ある自民党代議士は、郵便局長さん方の会合に出席して「絶対に反対する!」と啖呵をきっておきながら、採決ではあっさりと前言を翻して賛成したそうです。とある郵便局長さんが大変怒っていました。政治家というのはそのくらい厚顔でなければならないということでしょうか???
参考リンク
三重県選出の自公5氏賛成 郵政法案衆院通過





