アスベストの健康被害については、つい最近まで私も無知でした。パリのOECD(経済協力開発機構)の本部で勤務していたときに、その建物がアスベストの健康被害が明らかになる前に建築されたため、多量のアスベストを使用していたことから建て直しになるということとなりました。それ以前にも、漠然とアスベストの危険性は知っていましたが、そんなに急を要するものであることはその時まで知りませんでした。まして、最近の報道で明らかになったような強烈なものとは想像もできませんでした。
ところが、新聞記事で明らかになったように、わが国では、青石綿の危険性が認識されてから20年も無策のまま放置されていました。ここには血液製剤の問題とも相通じる行政の情報入手の遅れを感じます。私のような素人と同じ程度の浅い認識だったのかもしれません。
建物の利用者もさることですが、アスベストを直接取り扱っていた建設業に従事されている方にとっては特に大変ご心配なことだと思います。アスベストの除去や健康被害への一刻も早い対応が必要です。
参考リンク
岡田代表アスベスト被害視察
76年に『著しい有害性』 青石綿





