最近、国土交通省や道路公団の橋梁談合事件、コマツの不正車検とひどい話が続いていますが、竹中平蔵大臣の秘書官が郵政民営化の宣伝チラシ1億5千万円の大きな金額の発注に関わっているかもしれないと報じられています。秘書官が知人経営の会社にチラシの作成印刷を口利きをして請け負わせたという疑惑です。
私は内閣府(旧・経済企画庁)出身の元役人ですが、当時の役所では、確か400万円?以上の仕事の外部への発注は、今回のようにあらかじめ業者を決めて行う方式(「随意契約」)ではなくて、複数の業者に入札させる「競争入札」方式をとらなければならなかったはずです。
競争入札の長所はコストを抑えられることです。私も、消費者月間の広報関係の企画をやりましたが、総額はずっと低いにもかかわらず、参加企業を公募したコンペで行いました。私の時は、当時大人気だった演歌歌手の氷川きよしさんを大変やすいギャラでポスターに起用できました。
またもし、通常の役所では1億5千万円の巨額の発注の際に、競争入札を行っていなければ、会計課長の決裁はおりません。なぜ会計課長はOKを出したのでしょうか?上からの指示だと考えるのが当然でしょう。普通に考えれば、今回のことはまともな状態では起こりえないことです。
実は、私が内閣府を辞めた時のポストは、内閣府大臣官房総務課総括課長補佐で、前任者は竹中平蔵大臣の秘書官になりました。(彼は問題となっている秘書官とは全く別人です。)ひょっとして秘書官なんかになったらえらいことだと思ったのも内閣府を退職した動機の一つです。ああ、竹中平蔵大臣の秘書官なんかにならなくて(なれなくて)よかった・・(あちらはおまえなんか願い下げだとおっしゃるでしょうけれども。)
参考リンク
政府広報契約「竹中氏秘書官関与の疑い」





