Top >  2.政治 >  日米関係を政争の具にするな

2004年11月08日       

日米関係を政争の具にするな

 毎回、米国で新大統領の選出があるたびに、今後の日米関係を占う識者のコメントでマスコミが埋まりますが、もういい加減にこういう段階は抜けなければならないと大統領選が終わってしばらく経った近頃強く感じています。

 日本にとって、米国との関係は経済面だけでなく安全保障面でもきわめて重要であることはいうまでもないことです。他の二国間関係や、あるいはアジア全体との関係と比較しても勝るとも劣らない重要性があることも少なくとも私には明白に思えます。明治維新以来の日本の歴史の分水嶺で過去何回も米国を中心とした勢力以外と手を結ぼうという発想が現れてきましたが、ことごとく失敗に終わりました。
 
 残念なことに、自民党の一部や、民主党内でさえも、米国と協調する以外に日本の生きる道がないことを理解していない人々がおります。もとより米国の全ての行動に服従する必要があるといっているわけではありません。(いうまでもなく国内での手続きが不十分なまま唯々諾々とイラクに自衛隊を派遣する小泉さんの行き方はまったく受け入れられません。)しかしながら、政治体制での民主主義を奉じているのは、極東の大きな政治勢力では米国以外にはありません。日本の将来の舵取りを真剣に考えるならば、日米関係を政争の道具に使うことは全くの下策であると、私は強調したいと思います。

 4年前のブッシュ大統領選出直前には、消費者問題の国際会議出席のため1週間近くワシントンに滞在しました。テレビではもちろん大統領選でもちきりでした。その時には、レセプションなどで議事堂内などに入らせていただきましたし、連邦取引委員会(FTC)のコミッショナーとも外交交渉で激論するなど何回ともなく顔を合わせて親しくなりましたが、そういう個人的なレベルだけでなく、口では言いにくいのですが、大統領選という状況の中でも、米国の政治のありかたに親しみやすさを感じました。やはり民主主義という発想を共有しているという安心感が原因でしょうか。

 その当時の身分と今の身分は異なりますが、いずれにせよ、たかだか大統領が替わったくらいで日米関係の本質には変化はあるはずもなく、従って、大統領すら替わらなかった今回、米国との協調(隷従ではなくて)は欠かすことができないという事実に変わりはないと思っております。

↓人気ブログランキング↓に参加しています。↓応援のクリック、お願いします。↓
にほんブログ村 政治ブログへ    





リフレ政策を発動せよ

 <  前の記事 森本葵・駒澤大学陸上部元監督と全日本大学駅伝で  |  トップページ  |  次の記事 対中ODA「必要性見あたらぬ」  > 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://guts-kaneko.com/x/mt/mt-tb.cgi/114

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 日米関係を政争の具にするな:

» 映画「不都合な真実」 送信元 民主党三重5区 金子洋一
 元・米国副大統領アル・ゴアの出演による、環境問題とりわけ地球温暖化への取り組みの重要性を強調した映画「不都合な真実」が、平成19(2007)年6月23日... [詳しくはこちら]

         


このページについて

このページは「金子洋一「エコノミスト・ブログ」」の記事のひとつです。

他にも多くの記事があります。トップページサイトマップもご覧ください。

金子洋一プロフィール


現在、民主党参議院議員(神奈川県選出)、生活支援カウンセリング協会理事長。

これまでに、経済企画庁(現・内閣府)
OECD科学技術産業局エコノミスト
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科兼任講師などを経る。

専門は、マクロ経済(景気)と消費者問題。詳細なプロフィールはこちら

 なお、このブログの記事内で意見にわたる部分は、私の個人的見解です。いただいたメッセージは私本人が必ず読ませていただき、今後の政策作りの参考にさせていただきます。直接ご返事を差し上げる場合もありますので、できればお名前とメールアドレスをお書きください。

ツイッター Twitter
ちょっとだけ注目記事
過去の月別エントリー
キャンペーン

リフレ政策を発動せよ

にほんブログ村 政治ブログへ

奉祝 親王殿下御生誕

北朝鮮による拉致に抗議します
金子洋一に連絡する

金子洋一メールアドレスはパソコンでご覧になれます

金子洋一へメールを送る